現在インプラントは約40種類が使用されており、インプラント歯科治療でよい結果を得るには次のことが重要なポイントとなってきます。
これらのことが確実に実行されていれば、インプラント歯科治療は大変有効な治療方となり、最近の成功率においてはほぼ100%に近い数字がデータで出ています。
入れ歯は外観的に金属が見えたり、骨が痩せてきたりしたりして装着感が一定しません。 ブリッジだと隣の健康な歯をけずらなくてはなりません。
インプラントは失った歯の部分のみでの治療が可能ですし、しっかり固定されますので動いたりすることなく違和感がありません。噛む機能は天然歯とほぼ同等に回復しますので、食事も楽しめますしあごの骨がやせていくのも防げます。 そして残された貴重な歯を守ることにもつながります。
インプラント治療全体にかかる費用は一本40万円から50万円が目安ですが、治療を受ける患者さんの身体や歯の状態によって異なりますので、あくまでも目安と考えておくと良いでしょう。原則として健康保険は効きません。
インプラント治療は顎の骨に人工の歯の根(人工歯根)を植え込み、そこに新しい歯をつくる治療です。この人工歯根がインプラントと呼ばれるものですが、一般的にはインプラント治療を総称して「インプラント」と呼んでいますので、治療時に歯科医師の説明を聞く際に、「インプラント本体のみの価格なのか、インプラント治療全体の費用なのか」を確認しておくと良いでしょう。インプラント本体の価格は一本約20万円、これに人工の歯を支える土台(アバットメント)と、この土台の上につくる歯の冠(人口歯冠)などの費用を合計すると、上記の一本40万円から50万円という価格になります。ではインプラント治療には、どんな費用が含まれるのでしょうか。以下は各工程で発生する費用です。
またインプラント治療の費用は医療費控除の対象になりますので、確定申告を行うことで、還付金が受け取れる場合があります。詳細は各地域の税務署にご確認ください。
それでは、治療費用算出の基本となる費用をさらに詳しくご説明します。
インプラント本体、ドリル、土台、型採り材、型採り用の部品などを指します。さらに骨をつくらなければならない場合は人工骨などの材料費が必要です。これらの材料にはそれぞれ製品レベルに幅がありますが、さきがけではインプラント治療の世界基準となる欧米メーカーによるインプラントシステムを導入しています。材料はインプラント治療の質を左右しますので、インプラント治療の経験値の高い歯科医師が、すべての材料において安全性はもちろん、出来上がったときの美しさや患者様の快適性を考えた製品を選択しています。
インプラント治療には人口歯根の上につくる人工の歯が必要です。これは歯科医師が製作するのではなく、国家資格を持った歯科技工士が行います。この人口人工の歯をつくる費用が技工費です。技工費の内訳は歯の模型作製代、パーツ加工代、仮歯製作、人工歯作製技工代などです。保険診療による人工歯をつくる歯科技工士とは異なり、インプラント治療における人口人工歯の作製を行う歯科技工士には顕微鏡を用いた精密な作業と経験値が要求されます。特に歯の色の微妙な調整や噛み合わせなども、歯科技工士のスキルが現れるポイントですので、熟練の歯科技工士とパートナーシップを組み、完成度の高い技工を実現しています。
インプラント治療は通常の歯科治療よりも高いレベルの手術環境が求められます。 そのため滅菌性の高い専用器具や機材などが必要です。また麻酔など手術で使用する薬剤や手術後に服用していただく抗生物質などの医薬品の費用も含まれます。
インプラント手術は完全オーダーメイドです。たとえばインプラント本体のサイズ変更や人工歯の再製作費など、患者様の身体や口腔の変化にもすばやく対応するため、さきがけではゆとりを持った治療計画を立てています。患者様に一時的な納得を与えるためだけのぎりぎりの料金設定では柔軟な対応はできませんし、手術後のアフターケアにも影響します。
以上、各工程の費用をあらゆる部分で削減すれば、当然治療費は抑えられます。しかしインプラント治療は患者様にとって、「新しい自分の歯」をつくるための大切な治療です。そして材料費や手術費といった面だけではなく、治療を行う歯科医師の技術力やそれを支える設備機器、歯科医師のインプラント治療の最新情報の収集とスキル向上のための勉強(学会や研修会への参加を含む)、患者様ごとの綿密な治療計画の立案など、患者様の目に見えない部分こそ、実は重要なのです。安心感と納得感を持ってインプラント治療に臨むためにも、「A医院よりB医院の方が、治療費が安いから」といった理由だけで、歯科医院を選択するのは避けましょう。まずは歯科医師とじっくり話し、自分の求める情報を誠実に提供してくれる歯科医院や歯科医師を選びましょう。
できます。
現在、40歳以上の日本人のほとんどは歯槽膿漏(歯周病)にかかっているというデータがあります。
インプラント治療を行う前に必ず現在残っている歯の歯槽膿漏、即ち歯周病の治療が必要になります。
歯を失った部分のみに注目してインプラントを埋入してもよい結果が得られないことがほとんどです。現在残っている歯の歯周病治療とインプラント治療は密接 につながっています。歯を喪失した原因が歯周病であれば、残っている歯も歯周病にかかっている可能性が高く、それらの治療を徹底して行うことが大切です。 もし残っている歯の歯周病を治療せずにインプラント治療を行っても、その後様々な問題が生じることは明らかです。
現在残っている歯が歯周病にかかっている場合、様々な問題点が存在します。
1.お口の中にばい菌(歯周病菌)がたくさん存在する
歯槽膿漏すなわち歯周病とは、食後の食べ残しの歯垢(プラーク)が原因となり歯を支えている骨が細菌により溶けていく慢性の病気です。


そのまま放置しておくとやがて歯がぐらぐらと動き出し、最後には自然に抜け落ちてしまいます。

歯周病はせっかく治療して良くなっても、正しいブラッシングを毎日続けなければ、また再発してしまいます。インプラントは細菌に非常に弱いものです。歯周 病の患者様の場合、手術してもインプラントが歯周病菌にいつもさらされることにより骨と結合しにくいことが報告されています。
幸い骨と結合した後であって も歯周病菌による影響が常に付きまといます。インプラント治療後は健全な歯があった時以上に、日々の清掃管理(歯磨き)が重要になってきます。細菌に弱い インプラントが、歯周病の歯が残っている細菌がいっぱいのお口の中で長持ちできるでしょうか?
2.治療が複雑になり難しくなる
もし、歯周病の患者様がインプラント治療を希望されていれば、まず、お口全体の歯周病の状態がどんな状態であるか、詳しい診査と診断が必須になります。そ して、その後の綿密な治療計画が必要になります。それによりしっかり咬めて、患者様ご自身で毎日行うブラッシングがしやすく、治療後の状態を長持ちさせる ことが可能となります。インプラント治療に相談に行かれた患者様が、その日にインプラントの埋入手術を受けるということは通常考えられません。
また、歯周病の歯で残せる歯、抜歯する歯の判断基準が歯科医の歯周病治療の知識・経験・技術によりまちまちです。最近ではインプラント治療の信頼性が高まり、抜歯の判断基準が変化してきています。
しかし、いくらインプラント治療が進歩したといっても自分の歯に勝るものはありません。残せる可能性のある歯を検討、努力もせずに抜歯することはあまりに 安易すぎます。我々が考える残せる歯というのは、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯ぐきの間の溝が3ミリ以内で検査の時に出血もない状態に治療できる歯のこと です。それには多くの場合、歯周組織再生療法と呼ばれる骨を再生する特殊な手術を含む歯周病のための外科処置が必要となります。残念ですが残せる歯に対し てそのような徹底的な治療ができるかどうかは歯科医院、歯科医師によって大きな差があることは事実です。
歯周病により歯を失った部分の骨は、インプラント治療には幅、高さ、量が不足していること が一般的です。そんな状態でインプラント治療を行うと咬み合う力に耐えられない、食べかすが詰まりやすく歯みがきが難しい見た目の不自然な(審美的ではな い)歯の形になるなど様々な問題が起きます。そのため、このような不十分な骨の状態に対して、骨を造る手術が必要になります。よって、治療の期間は長くな 場合もあります。
歯周病により歯を失い、また、歯が延びてしまったり傾いたり移動してしまった結果、上下の歯の咬み合わせの関係がずれてしまっていることがあります。
このような場合は、インプラント治療前にずれてしまった咬み合わせの関係を、どのように修復するか決めなければなりません。そのためには、事前に患者様の お口の模型を参考にし咬み合わせの関係をシュミレーションしたり、仮歯や入れ歯によって正しい咬み合わせと歯並びを模索しなければなりません。高度な技術 を持たない医師による出たとこ勝負で適当な位置にインプラントを埋入してしまったあとでは、とりかえしのつかないことになります。
以上、歯槽膿漏すなわち歯周病の場合、インプラント治療に伴う問題は様々あり、この解決なしに治療は成立しません。後悔のない治療を受けるには、高度な歯 周病の治療を積極的に行っている歯科医院の選択がポイントとなるでしょう。技術的にも歯周組織再生療法など、専門的な歯周病の手術ができれば、インプラン ト手術においても高度なことに対応は可能でしょう。インプラント治療には、いくらインプラントの外科的なこと(手術)の知識、技術ももちろん、歯周病、咬 み合わせの知識や診断力もなければ、インプラントも残っているご自身の歯も共に長持ちする治療にはなりません。





診察予約についてのお願い
いつも多数の皆様に予約を守っていただいており、感謝しております。皆様のご協力のおかげで、スムーズな診察ができております。
しかし、残念ながら少数の患者様の中には、当日キャンセルやキャンセルの連絡をいただけない方もいらっしゃいます。
色々なご事情があることは、承知しております。ただ、なかなか予約をとることのできない他の患者様や当日の救急の患者様もいらっしゃいます。
(患者様)「この日がいいんだけど」
(受付)「申し訳ありません。この日は予約がいっぱいで・・・」という会話をされた経験はおありではないですか?
患者様同士はつながっております。予約日、予約時間を熟考して予約をお決めいただくようお願い申し上げます。
もちろん、来院できなくなることがあると思います。その際には、予約日の前日までにご連絡をいただければ幸いです。
勝手を申しあげますが、ご協力の程、よろしくお願いいたします。
きばやし歯科医院 院長 木林博之